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「在宅介護を“安い”という理由で選んだ家族に起こる現実」

介護の事

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シングルマザー、アラフィフ、介護士のぽんちゃんです。

最近、仕事をしていく中で在宅介護での問題点が自分の中で見えてきました。

在宅介護とは・・・

在宅介護とは・・・施設ではなく自宅で暮らしながら、家族や介護サービス(訪問介護・訪問看護・デイサービスなど)の支援を受けて生活していくことです。

私が伺っている家庭は、子供が親のお世話をしている所が多いのですが、親は子供に遠慮してなかなか本心を言えなかったりする方が多いように思います。

それまでの家族関係もあると思いますが、認知症の親を認めれない、徘徊や大きな声を出す親にどうしたら良いのか悩んでいる方、全く何もしない、おむつ交換せずに丸1日過ごしている、ご飯もパンが置いてあるだけ、いわゆるネグレストになっている家庭もあります。

どうして、在宅介護を選ぶのか・・・

それは・・・

『安いから』

施設に入れたくても入れれない、入れない家族は多いように思います。

老老介護で、お世話だけで外との関わりが薄い、家の中はもので溢れている。

そんな家庭も多いです。

でも、選択肢がそれしかないのです。

つまり、在宅介護は「安いから」という理由で選ばれる一方で、実際には家族に大きな負担を強いる選択肢になってしまうことも少なくないのです。

「“安い”選択の代償|在宅介護が抱える問題とは」

在宅介護をしているのを、近所の方が知っているような近所付き合いがある地域なら、まだ安心かも知れません。

私がいた施設であった話です。

お父さんをウチの施設で訪問介護とデイサービスで利用されてました。
その家庭は、子供がいない2人だけでお母さんが介護をする、いわゆる老老介護でした。

お母さんは、多分元気だったのですが、お父さんが亡くなってしまってウチの施設との繋がりが無くなってしまいました。
近所だったので、たまにバスで買い物に行くお母さんを見かけたよー、と施設で話していました。

それからどのくらい経ったのかわからないのですが、警察から電話がありお母さんが家で亡くなっていたと、連絡が入りました。

壁にウチの施設の電話番号があったので、電話したと。

その家の前の会社の人が、新聞がずいぶん溜まっているからと警察に連絡してくれたようです。

が、お母さんがどうしてウチに電話できなかったのか・・・

困っている」「どうしたらいいかわからない」

相談できれば、孤独死にならずに済んだかも知れないのに・・・と。
高齢者は、外との関わりがないと本当に孤独になります。

それは、子供が介護をしている場合も一緒です。

相談できる友人や親戚がいれば心強いですが、いない人もいますし、いても「迷惑をかけたくない」と言えない人もいます。
だからこそ、一人で抱え込まずに相談することが大切なのです。

一人で抱え込まないで|地域包括支援センターに相談を

中学校の学区ごとくらいの範囲で、地域包括支援センターはあります。

いわゆる、相談窓口です。

「介護に疲れてしまった」
「お金のことが不安」
「どうしたらいいのかわからない」

なんでも、とりあえず誰かに相談しましょう。

窓口に行くの、ハードル高い。と思うなら、電話でも、メールでも相談に乗ってくれますよ。
ここでわからない事は、あそこに相談してと教えてくれます。

自分で行くのが無理なら、それも相談してみましょう。

とりあえず、相談です

一人じゃないことを、わかって欲しいと思って書いています。

在宅介護は「安いから」という理由で選ばれることが多いですが、その裏には大きな負担や孤独があります。
でも、一人で抱え込む必要はありません。地域包括支援センターをはじめ、相談できる窓口は必ずあります。
どうか「一人じゃない」と思い出して、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。

地域包括支援センター 〇〇市」で検索してみてください。
制度については、厚生労働省の公式サイトでも確認できます。
厚生労働省|地域包括支援センターについてはこちら

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